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新しいお仏壇のカタチ???

千葉県柏市つくしが丘で仏壇仏具店を営んでおります。
荘厳佛具 松川 箔押師 松川光伯平です。

新しい「祈りのカタチ」をコンセプトに試行錯誤して作っています。

新しいお仏壇について

お仏壇のようでお仏壇ではない。
どうすれば祈りとしてのカタチになるのか?
日々勉強しています。

お写真は「レジン」という樹脂を使った、木材とのコラボで試作中です。
レジンといってもただのレジンではありません。
大豆油を抽出したレジンで天然樹脂なので、土に埋めると土に帰るというサステナブルなものです。

まだまだいろんな試作品を作っており、もう少しで新作が産まれそうなのでお待ちくださいませ。

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新作唐木仏壇のご紹介

千葉県柏市つくしが丘で仏壇仏具店を営んでおります。
荘厳佛具 松 川 箔押師 松川光伯平です。

この度、唐木仏壇の新作が完成しました。

新作の唐木仏壇について

日本の銘木「」でお造りしました。は木、全体に樟脳が含まれており独特の芳ばしい香がします。
また、虫が付き難く劣化も遅い、優雅な木目、薄茶色の色調が楠の特徴です。

お仏壇の高さが 121.5cmと低いのでお仏間でも地袋付きのお仏間や15~30cm位の台の上にご安置すると正座でお参りする時、御本尊への目線が適寸でお参りが出来ます。
椅子に座ってお参りをご希望の場合、35〜40cmの高さの台が必要になります。

純国産 唐木仏壇

お仏壇寸法  高さ121.5cm 幅56cm 奥行42cm
主材料    楠材
塗装     ウレタン塗装仕上げ
芯材     ペルポック(ニシキギ科)
欄間     無垢
戸板     無垢
戸軸     二方貼り
笠・台輪   四方無垢
原産国    日本

お仏壇本体価格  335,000円(税込)
※お仏具は含みません

新作唐木仏壇の詳細構造について

引出し内部は桐材で仕上げてます。

引出し内部は、を傷付けないよう桐材で仕上げています。

蟻組接技法でつくっています。

引出しは蟻組接ぎ技法で、釘は使用しておりません。

一番下の大引きにも収納をつくりました。

お仏壇一番下の台輪部分は、大引出しに仕上げています。

下壇猫戸部分に収納スペースがあります。

お仏壇内部下壇の猫戸部分にも収納スペースをつくりました。
収納スペースはつくれるところはたくさんお造りしました。

内部はすっきりと天井は立派な格天井です。

お仏壇内部天井はすっきりとして、天井は昔ながらの格天井に立派に仕上げました。

精霊棚も広くお供物ができます。

精霊棚(しょらいだな)は、お供え物などが供えやすいように仕上げました。

唐木仏壇職人が精魂込めて造りました。
やはりお参りする宗教宗派、スタイルを日本の職人が熟知しているからこそお仏壇内部の造りや外装のバランスは理に適った造りになっています。

「お仏壇は末代まで。」
弊社のお仏壇は、将来、劣化しても新品同様にご修復ができるように造られています。
その理由は、代々継承してもらうことを想定していることに他なりません。

お仏壇は古くなったから、壊れたから買い換えるというものではありません。
新しくお仏壇を迎えるご家庭では、これから脈々と家族やご先祖を継承していただきたいと願いながら、我々職人はお仏壇造りに励んでいます。

お仏壇でわからないことはもちろんの事、仏事の分からない事などどんなことでも結構ですので、当店までお気軽にご相談ください。

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モダン上置仏壇のご案内

千葉県柏市つくしが丘で仏壇仏具店を営んでおります。
荘厳佛具 松 川 箔押師 松川光伯平です。

本日はお仏壇のご案内です。

モダン上置仏壇

https://www.youtube.com/watch?v=Oa60aMCFa1I&t=41s
動画でも簡単にご案内させていただいてます。

 

◆上置モダン仏壇 「明春」
◇明春   33,000円(税込)
◇サイズ  15号上置(高45cm幅35cm奥29cm)
◇銘柄   ウォールナット色
◇木材   人工杢(薄板貼り)
◇主芯材  MDF
◇表面仕上 ウレタン仕上げ

 

◆付属お仏具
◇御掛軸 御本尊 各宗派 30代 7,500円(税込)
◇仏飯器 セトモノ 小    360円(税込)
◇湯呑  セトモノ 1.5寸   280円(税込)
◇三具足 京色 2.5寸(花瓶・香炉・火立て)8,800円(税込)
◇お鈴セット こだち鈴セット 3,400円(税込)
◇お手入れ品セット      1,600円(税込)
◇香炉灰            250円(税込)


※お写真ではお花と蝋燭が飾られていますがあくまでも見本でございます。

 

お仏壇内部天井にLED照明器具が取り付けられております。
上記のお仏壇、お仏具をセット
合計金額  55,190円(税込)
販売価格  55,000円(税込)
にてご案内させていただきます。

 

《配送について》
東京都、埼玉県、茨城県、神奈川県、千葉県につきましては配送費、お仏壇ご安置、お仏具のお荘厳まで責任をもってご納入フォローさせていただきます。

どうぞお気軽にご相談ください。

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唐木仏壇について(その4)

最後に、唐木仏壇の中でも安価なお仏壇の仕様のご案内です。(前回の記事はこちら

価格による造りの違い

無垢、厚板張り、薄板張り、とご案内させていただきましたが最後は紙プリント・印刷です。
以下は安価なお仏壇の表面で、プリント印刷を張ったものになります。

プリント張りのお仏壇は、購入当時こそ分かりにくいですが、月日が経つと紫外線や気温変化によりお仏壇表面の変色が発生します。
どんな商品でも「安いな」と思う商品には必ず理由があります。お仏壇も同じです。

お仏壇は礼拝する大切なお仏壇です。簡単に買い換えるものでもありません。
慎重にお仏壇選びをされる事をお勧めいたします。

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唐木仏壇について(その3)

唐木仏壇について前回では無垢厚板張りの説明をさせていただきました。
次は天然無杢薄板張りの説明となります。

天然無杢薄板張りとは

下のお写真左側は天然銘木を薄くスライスした木材を張っています。

薄くスライスされた黒檀と紫檀系の木材です。

この薄くスライスされた木材を張るにも、高等な技術が必要です。

上置型のお仏壇では、このような張り材を仕様のお仏壇が多いです。
弊社で展示されてます唐木仏壇は、基本的に無垢厚板張り無垢薄板張りを展示しております。

次回につづく・・・。

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唐木仏壇について(その2)

前回は、唐木仏壇についての概要を説明をさせていただきました。
本日は唐木仏壇の構造について、説明しようと思います。

唐木仏壇の構造

下のお写真2枚は、唐木仏壇の側面からみた状態のお写真です。
濃い色の木材と薄い色の木材がくっついていることがお分かりでしょうか?

正面から見たときは張りと分からないよう匠に造られています。

このように芯材と無垢材を張り合わせて造られてるお仏壇です。

お写真のような「無垢厚板張り」は数有る仏壇店でもなかなか少ないと思います。
無垢材についてはご理解頂けたかと思います。その無垢材に張られている芯材についてですがこちらはニヤトーなどの東南アジア産の芯材を使用します。

弊社のお仏壇は、良い材料・技術によって修復が可能なように造られており、末代まで引き継いでいただけるようになっています。

次回につづく・・・。

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唐木仏壇について(その1)

お仏壇を大まかに分類した時、金仏壇・唐木仏壇に分けられます。
最近ではフローリングに合うように、家具調仏壇やデザイン仏壇ととして紹介される時もあります。

本日はその中でも、唐木仏壇について全4回に分け、説明させていただきます。

唐木仏壇(からきぶつだん)とは

代表的な木材として黒檀・紫檀・タガヤサン・クワ・ケヤキなど、木目を生かされた仕様のお仏壇の総称です。
唐木(からき)」と呼ばれる理由として、中国が「」と呼ばれていた時代に、唐から輸入されていた東南アジア産の銘木のことで、日本では産出されない黒檀や紫檀の事を「唐木」と呼ばれていたことから唐木仏壇と呼ばれるようになりました。

唐木仏壇の技術

唐木仏壇は伝統的様式のお仏壇で江戸時代に培われた工芸技術が今も生かされています。
唐木仏壇で使われている銘木は現在でも大変貴重な木材の為、すべて無垢材を使用したお仏壇はわずかしかありません。とても高価なお仏壇になります。

現在の唐木仏壇の大半は、芯の部分に別の木材を使用し銘木を張り付ける仕様が多いです。
これはお仏壇の単価を抑える目的の他に、木材の割れや歪みの狂いを防ぐという理由もあります。

銘木を張ってる使用量でお仏壇の価格も決まってきます。

総無垢の唐木仏壇の次に高価なお仏壇が芯材の周りに厚さ6ミリくらいの銘木の無垢材を張り合わせた「無垢厚板張り」です。その昔は練り(ねり)工法とも呼ばれていました。

下のお写真はその芯材に無垢厚板を張った断面図です。

二方張り・三方張り・四方張りといった工法があります。

次回につづく・・・。

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