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今日の厳選逸品、御荘厳具について

御荘厳具について

◇真宗大谷派 お仏具 供笥(くげ)

  • 直径2.5寸 高さ約10cm 総丈13cm
  • 純金箔押しの上、蓮水彩色仕上げ
  • 価格28,200円(税込)

お仏具の詳細

お供え物をのせる台になります。
通常、一般ご家庭用のお仏具では金箔押し仕上げで販売されてる事が多いですが、今回は金箔の上に蓮水の彩色を描きました。
お寺様のお仏具ではよく描かれている事が多いです。

この供笥にお供物としては、丸いお餅を2.3個ほど重ねてお供えする事が望ましいです。
本日は以上となります。

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お仏具のお引き取り

千葉県柏市つくしが丘で仏壇仏具店を営んでいます。
荘厳佛具 松 川 箔押師 松川光伯平でございます。

お仏具のお引き取りについて

埼玉県志木市 真言宗智山派 寳幢寺様
御本堂改修により御荘厳具の御修復させていただくため、お預かりさせていただきました。

秘佛御本尊である延命地蔵菩薩様を、ご本堂からご移動のため御法要を勤めました。
約50年以上は扉を開けていないため、お顔を拝見させていただいた時には自然と合掌していました。

ご移動の際には細心の注意をはらい、御移動、御安置をさせていただきました。

それからは御内陣御荘厳具の取り外し、積み込み作業をさせていただきました。

御宮殿、御須弥壇など、当時の時代と匠の技を感じる箇所が多々あり、現代の職人が試させられているのかな?と思わせるお仏具に、私たちもとても身が引き締まる思いです。

御仏具が運び出されるうちに少しずつ寂しさも感じながら、これから綺麗に甦る御仏具を期待していただきたいと思います。
またお仕事の進捗などお知らせさせていただきます。

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ご修復完了の前卓

お仏具ご修復が完了しました

千葉県柏市つくしが丘で仏壇仏具店を営んでいます。
荘厳佛具 松 川 箔押師 松川光伯平です。

今回は御寺院様のお仏具ご修復をさせていただきました。

お仏具について

浄土真宗 本願寺派
中尊前前卓(ちゅうそんぜんまえじょく) 框幅5.5尺

ご修復の内容

当時の前卓(まえじょく)に復元、新品同様仕上げ。

  • 木地…破損部分ご新調
  • 彫刻…欠損部分ご新調
  • 塗り…天然漆塗り仕上げ
  • 金箔…縁付1号色金箔押し仕上げ
  • 金具…既存金具メッキ直し、不足部分はご新調

ご注文から約7ヶ月をかけ、ご修復をさせていただきました。

ご修復のビフォー・アフター画像

ご修復前の前卓

ご修復前の前卓

下部の地摺部分の木地はご新調

木地の傷みが激しい部分はご新調しました。

地摺は既存と同じ形にご新調

地摺は現存と同じ形にご新調しました。

木地のご新調

欠損部分の彫刻も新しくご新調しました。

彫刻欠損部分のご新調

細かい葉の部分もしっかり吟味してご新調しました。

漆塗り

天然漆にて塗り上げました。

前卓の完成

前卓の完成です。

この前卓(まえじょく)ご修復には、5部門の専門職人が携わりご修復が完成しました。
私はその一人に過ぎません。

ご修復後の感想

今回の前卓ご修復にあたり、先達の職人の想いを引き継ぎました。
我々のお仕事は、自分がいなくなってからも生き続けるお仏具です。
ですから一切の手抜きはしません。することが出来ません。

伝統技術はこれからも守りながら、また新しいモノづくりにも励みます。
ご新規のお仏具はもちろんのこと「これは直せないのかな?」など、ご修復につきましては、当店までお気軽にご相談くださいませ。

またお仏壇・お仏具のこと、仏事に関するわからないことがございましたらお気軽にご相談ください。

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炮烙(ほうろく)のご案内

柏市つくしが丘で仏壇仏具店を営んでいます。
箔押し師 松川光伯平です。

梅雨も明け真夏本番ではありますが暑いを通り越してますが皆さまくれぐれも体調管理お気をつけください。

さて東京では関東盆が終わりまして来月は旧盆がやってまいります。
お盆は宗教、宗派によって行事の形態が変わったりもします。

今回は「焙烙」のご案内です。

焙烙(ほうらく)とは

焙烙は低温で焼かれた素焼きの土器で、形は底が平たく縁が低い器です。
お盆の入りには迎え火を焚いてご先祖様をお迎えしお盆の明けには送り火を焚いて送り出します。
麻がら(麻幹、おがら=苧殻とも呼ぶ)は、皮をはいだ麻木でほうろくの上に組んで火を点けます。 小さくちぎった新聞紙や麻紐を解いて玉にしたり丸めて土台にすると組みやすいです。

炮烙皿、麻木のセットも販売しております。
1組880円(税込)

麻木やたいまつだけも取り扱ってます。
お気軽にお問い合わせください。

ご注意‼️

浄土真宗では迎え火、送り火はしません。

浄土真宗ではお盆をお迎えするにあたり特別なお供え(精霊馬など)をすることではなく、改めて亡き人を偲びながら “いのち” の事実と、その “いのち” にかけられた深い願いに耳を傾けることを大事にしてきました。
お寺やご家庭のお内仏(お仏壇)、お墓へのお参りを通して、いま生きているこの私の “いのち” や自分の人生を振り返る時間として過ごすのが、浄土真宗の「お盆」の迎え方です。

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真鍮製品のセラミック加工とは?

お写真の三具足(花瓶・香炉・鶴亀燭台)金属仏具の中でも特に真鍮製品のお仏具は時間が経つにつれ表面が酸化します。
綺麗な真鍮の色が黒ずまないよう防止するためにセラミック加工技術があります。

セラミック加工について

磨き直しを施しセラミック加工したお写真です。
セラミック加工 = ガラスコーティングに近い認識で問題ありません。

黒ずんだお仏具を磨き上げ表面の汚れや油分を取り除く脱脂を行います。

脱脂した金属表面に付着した水分を取り除きセラミック加工するために窯に入れる準備をします。

写真のように脱脂した金属仏具を吊るし、約1時間半かけてセラミックの釉薬を吹きかけ、高温の窯に入れて表面をコーティングします。
もちろん真鍮だけではなく、ステンレスなどの鉄製品なども可能です。

時間をかけて綺麗にセラミック加工が出来上がりました。

お磨き

真鍮仏具のメンテナンスで「お磨き」という言葉があります。

真鍮磨き専用の薬品を使い布でひたすら表面を磨き上げる作業です。
私も子供の頃にお磨きをした記憶があります。
黒ずんだお仏具に自分の手を真っ黒にしてお磨きすることにより、お仏具がピッカピカに綺麗になる喜びはたまらないものでした。
しかし、時代とともにお寺でお磨きをするにも高齢化、人手が減るなど色々な事情でお磨きが出来なくなってきた事実もあります。

セラミック加工の実績について

弊社のセラミック加工技術は、長年の実績があり高評価をいただいております。
セラミック加工は、真鍮金属表面に薄いガラスコーティングを施すことにより真鍮本来の輝きを永年維持することができます。
新品のお仏具はもちろんの事、永年お磨きをされてきたお仏具やお磨きをしていない黒ずんでしまったお仏具でもご安心ください。
しっかりと磨き直しを施した上でセラミック加工をしますので驚きの輝きが甦ります。

ご寺院様のお仏具はもちろんのこと、ご家庭のお仏具まで。
このお仏具はどうだろうか?気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。
ぶしつけな営業行為はしませんので(笑)

セラミック加工の注意点

あまりにも極端な寒暖差の場所に保管されると金属の収縮により表面にひび割れのような模様がまれに発生します。
また、落としたり強い衝撃を与えてしまうと表面にひび割れのような模様がでることがあります。

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お仏具の御修復

五具足 鶴亀燭台の芯が折れてしまったという事でお預かり致しました。

真宗大谷派の鶴亀燭台

これから職人のところでご修復させていただきます。

金物のお仏具もご修復可能かどうかアドバイスさせていただきますのでお気軽にご相談下さい。
これから磨き上げもしますので綺麗に甦ります。

また帰ってきましたらご案内させていただきます。

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お仏具ご修復

お仏具ご修復前の写真です。

ご修復後御荘厳のお写真です。

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